おすすめ度★★★⭐︎⭐︎
シナリオ 35/50
システム 2/10(たまにくそ重い。立ち絵傾く)
キャラ 6/10
音楽 9/10
声優 8/10
絵 9/10
点数 69
※このブログには『アンラベル・トリガー』『創作彼女の恋愛公式』『ジュエリー・ハーツ・アカデミア』の重大なネタバレと一部オタクを不快にする表現を含みます。
上記作品を未プレイの方、心が弱えオタクはブラウザバッグを推奨します。
作品全体のクオリティは高く、ダレることなく最後まで読み進められる程には面白かった。正直プレイ前予想してたよりはるかに面白かった。
2024年の佳作には入ってくると思う。
創作彼女に比べてかなり良くなっていた、ような気がする。
しかし感情を乗せるべきシーンが薄い、あっさり幕引きするので山場でもイマイチ盛り上がらない。(これはライターが意図してやっているらしい。)
引きを意識した各章EDや会話が少ししつこい。読者でも簡単に予測できるよう伏線を撒いた上で衝撃の展開!を何回もやるのであまり驚きは無いし、正直飽きてくる。
過程をすっ飛ばしていつの間にかヒロイン全員が主人公に惚れている、みたいに全体的に心理描写や展開が下手くそなので、もろ手を挙げて褒めることは難しいかな。
それにライターの芥見下々路線(他人の作品の要素を我が物顔で使う)を決定付けてしまったような気がしてならない。
最大瞬間風速や人種の生存戦争ではジュエハの圧勝だが、読み飽きないのはアンラベル・トリガー、そんな感じ。
熱くなれるシーンがあったら間違いなく今年の覇権だった。
システム
2年前に9万円で買ったクソ雑魚デスクトップだと視点移動する時確実に画面が歪む。その他にもOPムービーが動かなかったり、強制終了したりと要求スペックがかなり高く、泣いているオタクも多い。
その割に普通のe-moteゲームと演出の違いはなかったような気がする。
いや、あったわ。
このゲーム、とにかく立ち絵と背景が傾く。法則性もなく突然傾く。
どうなってんのこれ。
主人公これやってる?
これに至ってはもう猫忍OPでしか見たことねえよ。
こんなGO皆川モードのためにオタクは泣いてるのかよ。
どうしてこの容量を他に分けてやることができなかったんだ!!!!
Whirlpool様、次の猫忍はもう少しIQを下げてください。よろしくお願いします。
本編感想の前に
作中では主に3つの種族が存在しますが、人とヴァンプの見分けがつかないので、登場人物の人種は文字の色で区別します。
人間(ヒューム)→青色
特徴はないが科学力がずば抜けてる。(核保有)
民主主義国家。
中立特区は元々ヒュームの土地
獣人(アニマー)→赤
身体能力はずば抜けているが、ヒュームやヴァンプのような能力がない。
共産主義国家。
中立特区の警察
吸血人(ヴァンプ)→紫
見た目はヒュームと変わらないが首を切られない限り死なないし再生能力持ち。
他種族の血を食う。血以外も食う。
王政。
侵攻するも核撃たれ停戦。中立特区設立へ
まず、あらすじ
人間(ヒューム)、獣人(アニマー)、吸血人(ヴァンプ)が集まる中立特区(真ん中の白い領土)で探偵事務所の調査員として働く主人公・榊カイは街を見下ろす高台で空に手を伸ばすミリセントという少女と出会う。
かつての幼馴染・楪紗衣奈と同じく、争いが絶えない世界を憂い、平和を望むミリセント。
この出会いが、カイの、中立特区の、そして世界の運命を大きく変えていく。
失くした過去を乗り越え、未来へと歩む物語――ここに開幕。
はい、次に能力
レガシー
ヒュームのみ発現する特殊能力のことであり、発現した人物の総称。
発現する確率は1万人に1人の割合だとされている。
炎を操ったり氷を操ったりなどといったものから、空間移動や擬態化といったものまで能力の種類や規模は千差万別。
ノーブル
自らの血を消費することで発動させるヴァンプ専用の特殊能力であり、発動させることが出来る人物の総称。
血に関する能力が多く、ヴァンプ版のレガシーといえる。
・・・・・・・
お前ジュエハ読んだだろ!!!!
完全に意志輝いてるだろこれ。
体験版があまりにもそのままだからジュエハの未回収伏線をアンラベル・トリガーで回収するんだと本気で思ったわ。
ジュエハのラスボスもカイくんだし。
こっちのカイくんも拳銃使いで各種族の特攻弾と麻痺弾使うからね。
街一帯を石化させたり、核で吹き飛ばしたり。
いや、でも待って欲しい。
設定資料集とライターのツイートで初期構想は2022年の春(ジュエハ発売は2022年7月)と何度も繰り返している。きっと偶さかテーマが似てしまっただけなんだ。
シナリオとCGは流石に全然違うだろ!
↑この後どちらも襲われれる。
↑センターヒロインと面識ある高飛車お嬢様。
↑どっちも目の前で親殺されてる。
・・・・・・
お前やっぱジュエハ読んだだろ!!!!!
いい加減にしろ!
戦闘CG1人1枚ってところもリスペクトしなくていいんだよ!
!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?
一話でリコリス・リコイル(2022年7月放送開始、以後作中で話題に上がらない)をネタにしており、シナリオもその時期に書き始めたとすればマジで参考にしているのかもしれない。
実際にプレイしてみると設定は似てても中身はまったく別のゲームでした。
共通ルート
探偵事務所や主人公個人に寄せられた依頼をこなしながら、幼馴染・楪紗衣奈を殺すために彼女追っていくのが本作の共通ルート。各陣営や登場人物の思惑が複雑に絡み合い読み飽きないし正直面白い。人物造形から違和感があった創作彼女からは大分成長したんだなと思わされた。
開脚角度のやばい小花衣レイリが探偵事務所の後輩になったり
街を騒がせる殺人鬼が楪紗衣奈と同じ顔してたり
!?!?
主人公さえも切り捨てようとする秘密警察(SCC)のボス・ソフィアが将棋指しながら謎の人物と密談してたり
!?!?
裏社会を牛耳るレイブンのボスとタイマン張って仲間にしたり
幼馴染・楪紗衣奈が所属してるテロ組織アルカディアを壊滅させたり
もうぶっちゃけありえない日常を過ごしていたらヒロイン全員主人公の事好きになってました。
そのうち1人からマジ告白されました。
・・・・・・
おかしいだろ!!!!!!!
いつの間に惚れたんだよ!!!!!
イキ告はオタクの特権なんだよ!!!!
翌日バ先友達サークルに広まってるまでがセットなんだよ!!!!!!
マジで1章丸ごと読み飛ばしたのかと思ったわ。理解が追い付かなかったもん。
どうやら共通終わるまでに1年経ってたらしい。
その間に惚れたってこと?
特に書かないから、読者で補完しろってこと?
頼むからその恋をアンラベルしてくれよ。
これが行間を読むってことです、か........
あとさ、寝言で死んだ友人や家族匂わせるやつ何回やるの?8回ぐらい見たよこれ。
もっとこう、仲のいい姉妹から目を離せなかったり、手をつないで歩く家族を見て顔曇らせたりしてろよ。全員これやるんだもん。最後の方主人公君ですら「・・・」しか言わなくなってたよ。
このゲーム過去の明かし方が下手くそなんだよね。
思い出したかのように事務所に容疑者集めて推理ショーして探偵感出すならその辺りも探偵活かして上手くやれや。
そして共通ルートで一番衝撃的だったのは、小花衣レイリを庇い車に轢かれた彼女の親友・水乃宮若葉が実はヴァンプだと判明するシーン。
流石にヴァンプかわいそすぎない?
小花衣レイリルート
幼いころ両親をヴァンプに殺され、復讐するために中立特区にやってきた探偵事務所の後輩。ヴァンプなら誰であろうと攻撃的な姿勢をとっていたが、ミリセントとの交流や街での日々もあってか徐々に柔和していく。
レイリルートはその犯人捜し、復讐がメインなんだろうなと思っていたら開始1時間でそれらが片付く。
どうやら親を殺したヴァンプは裁判の後処刑されていたり、罰を受けたそう。
苦慮しながら両親の墓参りに行き、そこで
まあいいか!これからは主人公君の恋人として前向いて歩いていきまーす!
を墓参りから5クリックくらいでやります。
いや切り返しはえーよ!LIGHT WINGのスピード感だぞ。
読者置いてくんじゃねえよ。
過去を乗り越え未来を歩むってテーマではあるけどさ、両親殺された過去5クリックで乗り越えるなよ。
そんなこともあって後はイチャイチャするだけなのかと思いきや、ここで衝撃の展開!
なんと小花衣レイリはヒュームの国の大統領の隠し子だったのだ!!!
実は殺された両親との血の繋がりはなく、大統領は偽名で手紙送ったり生活を支援してたらしい。
もうなんでもアリだろこれ。
重要人物同士で繋がりありすぎなんだよ。サマーウォーズかよ。
確かに水乃宮若葉がなにやら訳ありだったり、テロリストの殺しちゃいけないリストにレイリの名前あったよ?
だとしてもそこから大統領の娘にはたどり着かないって。こういう脈絡ない展開が多すぎるんだよねこのゲーム。
上手いゲームは読み飛ばすようなほんの小さな違和感を後から氷解させるんだけど、このゲームはとりあえず伏線撒いてるだけ。ワンピ考察スレかよ。
こういうところで一枚落ちるんだよね。
一応二人の瞳の色が同じなんだけど、サノバウィッチの相馬七緒と父親の瞳の色が同じだから、親父も妖精って考察したらゆず信者にバカにされたのでダメです。
そんで共通で潰したと思ってたアルカディアが警察と手を組みレイリを誘拐。(因みにレイリと別れてから3クリックぐらいで誘拐される。)
大統領を脅して戦争起こそうとしてきたのでレイリ救出のついでにアルカディアとの最終決戦に突入。
アルカディアのアジトで待ち構えている警察を引き受け主人公を進ませるオレグ君。
この後軍人時代の仲間・ルーナとの熱い戦闘シーンが・・・無い!!!?
なんと戦闘開始以降の描写が一切なし。ここでオレグ君の出番は終了。
そんでもう一人待ち構えてたけどなんか主人公君だけ通してくれる。
残ったソフィアや実は軍人だった水乃宮若葉、助っ人に来てくれたレイリの両親を殺した人物とナダルとの熱い戦闘シーンは・・・無い!!!?
これがこのゲームの欠点で、最終局面でもマジで盛り上がらない。
なんならアジト突入からここまでBGMずっと一緒。30曲もあるんだから少しぐらい変えろや...
設定資料集でライターが「バトルメインの作品ではないからあえて書かない」ってコメントしてたんだけど、だったら意志とかいらなかっただろうが。
しかし、最終決戦で怒涛の展開を見してくる。
今まで透明な丸いエフェクトで壁を作るか、それで敵を拘束するかでヒロアカのコイツみたいな能力しかしなかった主人公がいきなり
!?!?!?!?!?!?!?
ここで衝撃の真実!
なんと主人公はヴァンプとのハーフ!
体が再生するから可能な技だぞ!
ついでにベクトル操作もやりだす。
もう何でもアリかよ。
ここまでして相変わらず拳銃ぶっぱなすだけなのどうにかならんのか。
楪紗衣奈は風のレガシー持ちで銃弾を風で弾いたり躱してたんだけど、身体強化された主人公くんが持ってる拳銃から放たれた銃弾は躱しきれず、刀語の宇練銀閣みたいなこと言いながら死亡。
そのままENDが流れ、政治家を目指し進学するレイリと駅で永遠の愛を誓ってこのルートは終わり。
せっかくのCVくすはらゆいキャラだったけど、いまいち乗れないルートだった。
ソフィア・ノスコーヴァルート
秘密警察(CSS)のボスで主人公とは軍人時代からの付き合い。どんなモノでも利用し冷酷に切り捨てる。今作一の萌えキャラ。
前評判から一番株上げたキャラだと思う。
アニマーのジーミイル共和国連邦は革命によって出来た国だが、ソフィアは革命によって滅んだ皇族最後の生き残りで、彼女の国家を取り戻すのがソフィアルート。
お見合い回避の為に偽の恋人になってなんか仲良くなってく。告白したいけど振られたくない男子中学生の折衷案みたいな状況でもなんだかんだ楽しそうなソフィアがかわいい。
しかし主人公と出会った時記憶を改ざんされていたことに気づき、裏切り者として拘束。
主人公はヴァンプとのハーフなので、ノーブルも使えるのだ!
体液を摂取させることで記憶を改ざんできるぞ!
どうせ主人公君への信頼も植え付けられた記憶やろなあw粛清するぞーwと自信満々で体液をひと舐めするソフィア。
記憶は戻ったけど主人公君への気持ちは変わらなかったので、ごめんなさいして本当の恋人になる
・・・・・・
コイツ可愛すぎるだろ!!!!!!
ここからソフィアの可愛さのギアが上がっていく。
カワカワの実のカワカワ人間だろコイツ。
これがツンデレの最高到達点だな。
こっちはアラサーにもなって君のことが大大大大大好きな100人の彼女の院田唐音に性癖壊されてんの。
こんなツンデレキャラなんて全然好きじゃないんだからね!!!!!!
ツンデレとは言わない気がする。
なんやかんやあって中立特区をソフィアたむの国にすることに。
ここで側近のアリーシャがソフィアに銃を向け考え直せ、他国へ亡命して幸せになってくれ、と説得するも6クリックくらいで諦める。
もっと粘れよ!長年連れ添った側近だぞ、6クリックで諦めるな!
合衆国と帝国に承認され新生ソフィアたむ帝国爆誕。
しかし連邦は認めなかったため、戦争が始まる。
新生ソフィアたむ帝国での自治権が認められたことからアルカディアが仲間になり、主人公と楪紗衣奈が連邦の補給を断つため二人で戦場へ。
共に行動するうちに再び絆が芽生えていき、もう一度やり直せるのではないのだろうか。
そう思った矢先、主人公を庇い楪紗衣奈は刀語の宇練銀閣みたいなこと言いながら死亡。
ここも盛り上がらなかったけど、いい別れ方だったと思う。
過去のことは少しもわからないし許せない、それでも二人なりに未来へ歩を進めたわけだからね。
ソフィアたむの元へ帰還して早速連邦の隠密部隊に囲まれる。主人公もアリーシャもマヒ弾を打たれ行動不能に。ワンピ読んだだろ。
この絶体絶命の窮地を救ったのは・・・
ソフィアたむだった!!!!!
なんとソフィアの杖はブラフだったのだ!
実はアニマー最強の身体能力だったのだ!
いやオレグ君じゃねえのかよ。
そして何故この場所が敵に漏れているのか、彼しかいませんね...と恒例の引きで翌日、レイブンのアジトへ・・・
オレグ君、隠密部隊の拷問により、死亡!
ソフィアのかっこいいシーンの為にオレグ君を殺すな。
いい加減にしろ!オレグ君活躍したの最初だけじゃねえか!このCG全然見てねえぞ!
新入りの拷問される姿に耐えかねて場所を吐いてしまったようですねって、普通に格好いいところを見せてくれよ...
あとルートの最初で仲間にしてた透明になれる新入り、あいつどこ行ったんだよ。
オレグ君の最大瞬間風速、ここなのかよ....
ボーダーが突破されるのも時間の問題となり、合衆国と帝国へ増援の打診をすることに。
そしてソフィアは帝国へのネゴシエーターにミリセントを指名。
それは帝国皇女だからではなく、信頼できる一人の友人としてだった。
帝国の皇帝も中々話の分かるおっちゃんで増援を決定し、それに続き合衆国側も承認。
それから3クリックで戦争は終結。戦線の合衆国と帝国兵のこともっと書いたれや。
無事ソフィアたむ帝国建国へ。
人を駒として信用しなかったソフィアが成長したからこそ掴んだ未来だったね。
恋愛からソフィアの成長までちゃんと描いてたし、楪紗衣奈との別れ方はこのルートが一番いい。やっぱり盛り上がりには欠けたけど。
つかれた
ミリセントルート
帝国第一皇女。差別主義者しかいない帝国ては珍しく穏健派。
平和主義者で無力な夢想家。諦めが悪く、頑固。
おそらくこのゲームの購入を見送った原因のほとんどは彼女だったんじゃないだろうか。
創作彼女の影見っちゃったんじゃないだろうか。
少なくとも自分がそうだった。
あの死別ENDをやるためにひたすら死亡RTAさせられる彩瀬逢桜。
命に係わる病気を持ってる彩瀬逢桜に絶倫セックスかます主人公。もう引導渡しに行ってるだろあれ。
意志の強さってのを勘違いしてそうな節あるからこのライター。
結論を言うと、かなりマシになってた。
少なくとも機械みたいに理想を押し付けないし、周りからも未熟だの無力だと一応まともな評価されてたし。
演説と本心は綺麗事ばかり言うけど政治の場では現実的な判断できてたから。政治手腕は確実に成長してたよ。
共通ルートまでに戦争寸前まで情勢が悪化してしまったので、国交回復を頑張ろうってのがこのルートの始まりだった。ミリセント本人の政治的判断に間違ったのは無かったから流石にかわいそうだと思う。
レイリが大統領の隠し子であること、ソフィアが後続の生き残りであることを回収してたりし
ミリセントの従者・シルヴィアの誘拐されたと思ってた妹がレイリの親友・水乃宮若葉だと判明したりした。
サマーウォーズじゃn
相変わらず二人の瞳の色は同じだったけど、サノバウィッチの相馬七緒と父親の瞳の色が同じだから、親父も妖精って考察したらゆず信者にバカにさr
なんやかんやあって、ミリセントの母親を殺したのが主人公で、彼女に平和主義の思想を植え付けたのが楪紗衣奈だったと判明。
ミリセントの母親は表向きは平和を愛する穏健派で人種の区別ない孤児院を国中に作ってたんだけど、裏では孤児院の子供の血抜きまくって血の風呂とか入ってたやばいやつだったので暗殺対象に。現場を見たミリセントに主人公の血を飲ませたので記憶が改ざんされてたらしい。
主人公が母親の仇だったこと、尊敬してた母親がgmだったこと、自分の根幹がテロリストの言葉だったことを全て飲み込んで主人公と恋人になったの、だった...
ミリセントの平和主義が生まれついてのものではないのも、許すのも好きな展開なんだけど、果たしてこれを他のエロゲーマーの言う成長ととらえていいのだろうか。
主人公と出会った1話でも多分同じ選択すると思うんだよなあ。
変わったのがミリセント本人ではなく周りからの評価なだけな気がするんだよ。
そんで主人公がいきなりソフィアに監禁され売り飛ばされる寸前まで行くんだけど、どうやらミリセントの恋人になっちゃって自分のモノに出来なくなったから監禁しちゃった☆(・ω<) てへぺろ らしい。
いや可愛すぎんかコイツ
なんとソフィアが売り飛ばそうとしてた人物は主人公の友達だった!
五封結界解除した時のガイ先生みたいなこと言うな。
ついでにここで合衆国と連邦による帝国殲滅作戦が判明する。
ヴァンプが他種族を見下してウザいから滅ぼしちゃうらしい。
うん、正解!
思い返してみれば差別的なのはヴァンプだけで人間とアニマーは仲良くやってるんだよな。
しかもヴァンプは他種族の血吸ってくる。ヴァンプだけ依存してる形。
ミリセントもまるで中立特区は平和の象徴みたいな扱いしてるんだけど、ここ数年前まで人間の土地だったからね。ヴァンプが攻めてきて中立特区なんてものになっちゃったんだしこれ聞いたら原住民激おこでしょ。
手回ししてもどうやらもう戦争は回避できない模様。
トロッコ問題で全員助けると言い切った彼女の選択が、多少の犠牲を出してでも最速で戦争を終わらせるというもの。
この展開好きだし、安心した。
創作彼女やってたから戦争絶対ダメ!何としてでも止める!でなんとかなっちゃう、みたいな展開も覚悟してたからね。
十分に理解できる選択を出来てる時点で、創作彼女は超えたと思う。
戦争開始。
はい、それでは核撃ちます。
いきなり覚悟決まりすぎだろ...
ごめんやっぱ創作彼女の匂いしてきた。
そんで戦争始まったのに相変わらず盛り上がらねえなと思ってたら、帝国の城へ乗り込んで皇帝を討つことに。
何と幼馴染とかつての敵が助っ人で参上!
とても熱い展開のはずなのに、なぜか盛り上がらない。
わかったわこれ、BGMがあかんのや。
助っ人来てくれた時に流すBGMじゃないんだわ。
あとナダルとの会話が無駄に長い。2秒で切り返せ。
城へ乗り込み皇帝を倒すと楪紗衣奈が出現して最終決戦へ。
ギア2を発動しても全く歯が立たない。
そこで主人公のとった行動は・・・・・・
皇族の血はヴァンプにとっては猛毒なのだが、主人公はハーフなので身体強化されるのだ!
言ったもん勝ちじゃんこんなん。
神OPが流れ始め、今度こそ最終決戦へ。
曲がいいのでテンション最高潮。
当然クリック速度も速くなっちゃう。
しかしあっさり決着がつく。サビ前に戦闘終了。
いつもの悲しげなBGMが流れ始める。
・・・・・・・
いい加減にしろ!!!!!!!!
決着早すぎなんだよ!!!!!!!!
作品最高の盛り上がりがこれかよ。
なんならナダルとの会話の方が長かっただろこれ。
いくら戦闘がメインじゃないからって、割り切りすぎでしょこれは。
戦争は終わり、帝国は西の合衆国側と東の連邦側に分割統治され、ミリセントは西側の象徴として生きていくことに。安易に死なかったのはよかった。
楪紗衣奈は主人公のノーブルで記憶を消され、ただの女の子として生きていくことに。
小さいころから記憶がその人を作る、と主張していた彼女にはいい落としどころだと思う。
記憶喪失として通院してるっぽいから能力打ち消す薬を処方されてるんだろうね。
主人公とすれ違ったとき昔の約束をほんの少しだけ覚えてた、いいよね....
!?!?!?!?!?
最後に
色々書いたけど、あとひとつあれば間違いなく傑作になってたと思う。
物足りなさはあるけど前作からの成長に驚かされたゲームでした。
ミリセントED聞いたときは結構胸に来るのもがあったので、ぜひプレイ後に聞いてみてほしい。